2009年10月31日土曜日

体調管理について

10/31 今日は、朝からお腹のあたりに違和感を感じた。寝ている間に冷えたのだろうか?朝から下痢が続いた。お腹がごろごろいったり、下腹部が痛んだりした。お腹を暖めながら、ベッドで大人しく過ごした。午後になるとだいぶんおさまってきたが、腹部の痛みは続いている。
今までであれば、少々体調に不安を感じても、そのまま過ごすことが多かった。それでも大きく体調を崩すことはなかった。それが今は、ほんのちょっとした不調でも大変心配になる。感染症の予防と合わせて、体調管理の大切さを痛感した。

2009年10月30日金曜日

病室の変更

10/30 病室が変わりました。昨日、夕方に救急で運び込まれた人が隣のベッドに入りました。かなりの高熱で、救急隊の人や医師・看護師の人が話している雰囲気では、どこか他の病院から転送されてきたようだ。熱でうなされているのだろう、大きな声でいろんなことを叫んでいた。
こんなことは入院していればよくあることと思って、自分は静かに過ごしていた。ところがしばらくすると、熱が下がって意識がはっきりしてきたのだろうか、突然「帰ろう」と叫びベッドから起き上がったのです。点滴など一杯付いたまま。どうも足腰がふらつくようで、そのまま、大きな音をたてて壁に向かって倒れていきました。そのあとは、医師や看護師がみんな一斉に駆けつけ、倒れた人をベッドに戻したり汚れた床を掃除したりとてんやわんや。騒動が一段落したと思うと今度は知人に連絡を取らせろだ、騙されただ、次から次へと看護師さんにかみついていた。
不謹慎だが、病院の静かな生活に飽きていたので、丁度よい刺激だと興味半分で聞いていたのがいけなかったのか、夜中は地獄の様な時間であった。騒ぐだけ騒いで静かになったと思ったら、次の瞬間から凄いイビキ。一定のリズムを刻んでいれば、バックミュージックとまでいかないもののそんなに気にならないが、リズムはバラバラ、時々呼吸が止まるところもあり、気になって仕方がない。体が弱っているのだから仕方がないと諦めるものの、寝るに寝れない一晩を過ごした。
そんな状態を見るにみかねて、師長さんが部屋の変更をしてもらえました。4人部屋ですが、皆さん、落ち着いた方ばかりで、とてもゆったりと病室で過ごしてみえます。落ち着いた生活が送れそうです。

2009年10月29日木曜日

血液検査の結果

10/29 今日は、昨日とちがい、気分がよかった。
朝、血液検査を行なった。白血球と赤血球が減少し始めた。以前、医者から説明があった通りだ。薬剤師さんからは、特にSEGの値に気をつけるように言われた。白血球の中の好中球の割合だそうだ。好中球は、健康な成人の場合1μLの血液中2500〜6000個あるそうだ。これが2000個未満になると「好中球減少症」といい、感染症になりやすいという。そのため、手洗いやうがい、十分な休憩と栄養補給が大切になるそうだ。
また、今後の白血球や赤血球などの値を予想するのに役立つ値が、網赤血球があるとのこと。今回の値は2と、かなり低い値になっているので、今後、白血球や赤血球、血小板などが減少していくことが予想される。病院内にいるとはいえ、今まで以上にマスクやうがい、手洗いなどに気をつけたい。

2009年10月28日水曜日

薬の副作用かな?

10/28 今日は、朝から気持ちが悪くてしかたがない。薬の副作用なのだろうか。喉の奥のあたりからモヤモヤしたものを感じる。胃のあたりは空腹感からどんどん収縮していくような感覚がなくならない。2つの効果で朝から最悪の状態であった。担当医の先生は、無理をせずに吐き気止めの薬でも使おうかと言ってもらえるが、吐きたいような感覚は無いのでそのまま我慢することにした。胃もたれしたときの感覚に近い。何か食べれば、すっきりしそうである。ただ食べたいだけかもしれない。
胃カメラの検査が11/4に決まった。検査の結果にかかわらず、そのあとから食事が取れるそうだ。検査結果が良いほうになって欲しいが、今は食事が取れるようになることが分かったことがとてもうれしい。

2009年10月27日火曜日

看護実習生

10/27 昨日の血液検査の結果を見た。抗がん剤の影響で、白血球、赤血球、血小板が2週目に減少すると聞かされていた。とりあえず、今回はどの値も下がっていなかった。
昨日の月曜日から看護実習生がつくことになった。専門学校の3年生だ。ベッド周りの清掃や検温・血圧の測定をしてくれる。いろいろ話をした。今回の実習は3週間。いろいろな課を1週間ごとに回るそうだ。それぞれの課ごとに抱える患者さんの症状が違うだろうに、それぞれに対応できる専門知識を身につけないといけないのは、さすがプロを目指すだけのことはあると感心した。目指すものがはっきりと持てることは、人の能力を何倍にも活性化するのであろう。

2009年10月26日月曜日

化学療法室の見学

10/26 巷ではインフルエンザが大流行で、勤務先の学校や子供が通っている学校でも、学級閉鎖になったと朝からメールが届いていた。病室にいると外の天気さえ気づかずに1日が過ぎてしまうことがある。朝から届くメールは、外界からのよき刺激となっている。
今日で、1回目の投薬が全て終わった。空腹と闘いながらだったのがよかったのか、倦怠感や気持ち悪さは感じなかった。次回からもこうであってほしい。
退院後、通院しながら抗がん剤の投薬治療を受けることになるが、治療を受ける部屋の見学に行った。とても綺麗で施設も整っていた。看護師さんから、利用時の説明を聞いた。自分の場合は、8時間近くになるので、昼食や飲み物を持ち込んで治療を受けることになるらしい。゛えっ!゛と感じるところもあるが、何事も前向きに考えた方が得である。どんなお弁当を持って行こうかなど考えて、楽しみにすることにした。でも今は、食べ物を考えると、お腹がグウグウなる。今は、止めよう。

2009年10月25日日曜日

第1週の経過

10/26 治療が始まって1週間がたつ。体は特に不調を感じるところはない。なのに、ベッドの上にいるしかない。絶飲食で、常に栄養補給の点滴がつながっている。しかも、薬の影響で次第に抵抗力が落ちてくるらしい。この状況では仕方がないことと、頭で理解できるものの、どうしても気持ちがついてこない。どうして自分だけがこんな状態にいなければいけないんだろう。いつまで我慢すればいいのか?ただ時間を浪費しているばかりだ。何をしても楽しいと感じない。こんなことではいけないと思いつつ、何もやる気が起きないのが現状である。

2009年10月24日土曜日

COHPの投与

10/22 リツキサン以外の薬の投与
初回ということで、規定量の半分の投与である。リツキサンの時のようには時間はからなかった。幸い、気分が悪くなることもなかった。
特に不調を感じることなく過ごせるのは、ありがたいことである。ただひとつだけ入院生活で苦しいことは、食事がとれないことだ。普段何不自由なく食事がとれていたことに感謝しなければいけない。

2009年10月23日金曜日

治療の開始

治療中のリスクを避けるため、最初のうちは絶飲食となった。そのため、10/19に静脈にカテーテルを通した。これから3週間近く、右肩から管が伸び、その先には点滴があり、見るからに病人らしくなった。
10/20 リツキサンの投与
投与量を管理しながらである。リツキサンは、初回にアレルギーなどの副作用が出る可能性が高いのだという。10時頃から開始され、幸い、頭が少し痒くなったり少し発熱があったりする程度ですんだ。終了は17時頃。寝ているだけだが、疲れた。

2009年10月21日水曜日

治療開始までの検査

リンパ腫は、体内のリンパを通じて様々なところに影響する。そのため、全身の状態を調べる必要があるそうです。
10/5 骨髄の組織を採取
10/7 造影剤を使った腹部(首から下の部分)CT撮影
10/8 PET検査
10/19 入院
入院初日に、主治医から詳しい説明があった。
リンパ腫の中でもゆっくり進む"ろ胞性リンパ腫"というもの。様々な検査で疑わしい病巣は他に見あたらないこと。今までに十二指腸にリンパ腫がある患者は経験がないから、慎重に治療にあたっていくこと。治療は、R-CHOP療法をとり、3〜4週間を周期に抗がん剤を投与すること。副作用、生活する上での注意事項、など説明があった。
妻と二人で聴いたもの、互いに現実味がなく、成るように成るね、と確認するだけだった。

2009年10月19日月曜日

診断名について

10/1に、リンパ腫と診断され、担当医からリンパ腫の説明をうけた。リンパ腫には、良性のものはないこと。約30種類あり、大きく分けて3つに分類されること。自分の場合は、症状の変化が年単位で進むゆっくりしたものであること。治療には、抗がん剤投与が一般的であること。
これらの説明を受けても、他人ごとのようで、なかなか受け入れられないものだった。
自宅でウェブ検索でリンパ腫を調べた。なぜリンパ腫になるのか?どんな症状が出るのか?治療は?生存率は?再発は?概略は理解できたものの、疑問は深まるばかり。
家族に伝えるときも、他人ごとの様に、事実だけを伝えた。聴いた方は、どのように感じたんだろうか。

診察の経過

8/10〜11 人間ドックで十二指腸にポリープ発見
8/31 ドックの結果を持って病院へ
消化器の先生にかかる
9/14 胃カメラ検査 組織検査のためポリープの一部をとる
9/24 検査結果出ず 更に追加の検査を
10/1 検査結果から、リンパ腫と診断
血液内科の先生に変わる

改めて振り返ると、ドックの胃カメラを担当した先生の観る眼は、すごいと思う。ポリープを見つけたときから、尋常ではない雰囲気で「直ぐに詳しい検査をしなさい」と言っていた。既にリンパ腫を疑っていたようだ。

2009年10月17日土曜日

病名の公表について

病名を公表するのって、とても怖いです。

誰もがかかる“風邪”などであれば(かなり偏見ですね)、何の躊躇もなく「風邪ひいちゃった。」と病名を告げることができます。それを聞いた人も、「暖かい格好して、よく休むんだよ。」と病状を推測して声をかけてくれます。

しかし、医者から病名を告げられ、入院して治療を要するといわれると、なかなか病名を人に話せなくなります。病名を告げないと相手にどんな状態なのか伝わらないので、おそるおそる病名を告げます。
病名によって、相手の態度も変化します。
よく知られている病気であれば、「自覚症状は?」、「どれぐらいの入院期間なの?」などの軽い質問でおさまるのですが、聞き慣れない病気だと大変です。
自分自身でも病気のことを受け入れきれない状態なのに、矢継ぎ早に質問攻撃です。しかも、今日明日にでも命を亡くすのではないかといわんばかりの不安な表情で聞かれるのですから、なおいっそう苦しいものがあります。(笑いながら聞かれたら、たまったものではありませんが。当たり前か。)

私の場合も、とりあえずは、当たり障りのない「十二指腸に炎症があって」ということで、みなさんにはお知らせしました。

今でも、実際の病名を正確に告げるべきか、「十二指腸が・・・」で告げることがよかったのか迷うところです。

他の人のブログをみると、同じような病気の人が病名を告げてブログを書いてみえる。
すごいな~ぁ。
ここで、真実を綴っていくことは、自分自身の気持ちの整理のためにも大切なことと和思うのですが、・・・。

はじめまして

はじめまして。
Michanといいます。
46歳、男性。○○中学校に勤めています。

以前から、ブログを始めてみたいと思いながら、なかなか手が出せませんでした。

しかし、2009年8月に行った定期健康診断で異常が発見。
その後の精密検査から入院療養が必要といわれました。

しばらく仕事を休むことになり、これを機会に日々の記録を綴ってみようとはじめました。

特別なことは書けません。
日々の生活で感じたことを書いていきます。